NPO法人 日本エドガー・ケイシーセンター
 
 

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 輪廻転生とケイシーリーディング
 
A.R.E講演会要約(1996年4月)
――配本「輪廻する魂」から抜粋――

『生命の連続性に関するエドガー・ケイシーの考察』 


ジョン・ヴァン・ウォーケン

 我々は死んだ後どこに行くのかということを理解するためには、肉体的に生まれる前に我々がどこにいたのかということをまず理解する必要がある。

 「エドガー・ケイシーのリーディングは、肉体の死の後も存在する我々の一部は、肉体的に生まれる前にも生きていたと説いています」とジョンは言う。「生命とは連続した体験であるという考え方は、ただ単に『死後の人生』と言うよりはもっとずっと幅の広い概念です。意識の点から見ると、我々は今この瞬間、始まりも終わりもない永遠の世界にいるのです」

 ヴァン・ウォーケンは、魂の創造と個々の意識の目的について詳しく述べている一連のリーディングについて語った。

 「一なる力であるところの神から、多くの個々の意識の点が生まれました。魂としての我々は、進化するために、それぞれが自分自身を知るために、さらには心が全なる神と一体であることを認識し、またそうなれるようにという目的で生命と自由を与えられました。ケイシーによれば、神が仲間を欲しいと望まれたその瞬間に、すべての魂が創造されたということです。これは、地球が誕生するはるか昔に起きたことです。つまり、地球が存在するずっと以前に我々は霊魂としてすでに存在していたことになります」とヴァン・ウォーケンは語った。

 リーディングによれば、個々の霊魂(リーディングではしばしば「実体」と呼ばれる)は、肉体の誕生と同時かあるいは誕生の数日後に肉体に入るということさえある。ヴァン・ウォーケンは、誕生して数日してから肉体に入った、エドガー・ケイシーの妻ガートルードの珍しいケースについて述べた。

 「ガートルードのために取られたリーディングは、今回の人生が彼女にとって困難なものになるだろうと、述べました」とジョンは説明した。「魂には、その人生をいきるかもしくは向こう側の世界にとどまるかを選べる時間的制限があるようです」

 この選択できるという能力が、乳児の突然死、つまりSIDS(乳幼児突然死症候群)に関する質問の答に役立つかもしれない。あるリーディングでケイシーは、子供を亡くした母親に、彼女の赤ちゃんは「創造主のもとに留まること」を選んだのだと語った。

 しかし、これらの条件が、すべての者にとって、憤り、憎しみ、非難といったことのないやり方で用いられることになっていることを知りなさい。それどころか、現状において、それは変更できないものであり、魂がその創造主と一緒にいることを望んだのだ、ということを理解しなさい。
(480-37)

 さらにジョンは、次のように付け加えた。「また別のリーディングで、正確な占星術のチャートを得られるように正確な誕生時刻を質問した女性がいました。肉体の誕生と魂の誕生を2つの別々な出来事ととらえることこの魅力的な考え方は、次のような質問と答を導きました。

質問: 魂は肉体が誕生する前にその中にはいることがありますか?
答え: 初めて肉体的に息を吸うときか、物質次元における循環活動の最初の24時間中に入るのである。このように常に最初の呼吸時に入るとは限らないのだ。魂が肉体に入ろうとする際に何時間もかかることもあれば、入ってくる魂が入れ替わることさえもあるのだ。

質問: 魂が宿るまで、何が肉体を生かしているのですか?
答え: 霊である! なぜならば、本質である霊、その霊の根源は生命、すなわち神だからだ。わかるかな?
(2390-2)

 「このリーディングは、多くの魂たちが誕生に先駆けて母親と父親の近くにやってきていることを示しています。肉体に宿る前に、個々の魂は、今ここで肉体に入ることによって、私の魂の目的を達成できることができるだろうか、と自分自身に尋ねるのです。おの地上において我々が自由意志を持っているのと同じように、そのような魂の能力は向こう側の世界にも存在しているのです。両親だけでなく、物質生活で成し遂げられることの青写真まで選ぶのです」とヴァン・ウォーケンは言う。

 「この世に入ってくることが決まると、『ベール』を通過して、肉体の次元へと魂が移動します。このベールとは、ケイシーが呼ぶところの、あの世とこの世の間の記憶のバリヤーのことです。この世に入ってくるということは、砂時計を通り抜けることにとても似ています。我々は、意識が自由に流れる広大で解放された次元からやってきて、この物質界へと下りてくるのです。そのような移り変わりの時点で、より深い霊的意識が覆い隠されてしまいます。物質生活に入るとき、あるいは生まれるとき、霊的な部分は死んでしまうのです。同様に、肉体的に死ぬということは、霊的世界に誕生するようなものです」

 「我々がここに生まれるとき、三次元のものの見方を発達させ、この次元を自覚しその力学を理解するには時間がかかります。我々が死んでこの世を去るときも、他次元を認識することに没頭する過程があります。リーディングは死の直後に起こる非常に多くの変化を詳細に説明しています。他界の直後にはびっくりするような体験がありますが、この時点においてもまだ魂は人格の自己の部分をたくさん持っています。一時、この『影の自己(シャドーセルフ)』というものが現世とつながっていますが、やがてはより高い意識へと移行し、拡がりを持った魂の自己の一部になります」

 人格の自己がその移行を完了するとき、肉体的な死に際し驚くべき出来事が起こる。それは、潜在意識(夢を見ているとき働く我々の一部)が魂の顕在意識になるということだ。人格の自己は消失するのでも、破壊されるのでもなく、魂のより大きな意識の一面になるのだ。

 徹底した瞑想へのアプローチを指導しているヴァン・ウォーケンによれば、瞑想や祈りを通して、顕在意識が内なる霊的自己ともっと同調できるようになるにつれ、意識は自然と拡大するということだ。

 「瞑想するたびに、我々自身のこの超意識の部分が徐々に顕在意識の上ってくるようになります。瞑想により、個人性、つまり我々の意識を超えた部分を暮らしの中でより大きく顕現させることができると、私は信じています」

 講演の最後に、ヴァン・ウォーケンは次のように語った。

 「自分自身を理解し、自身が聖霊の経路となるよう努めるとき、死という変化をより用意に意識的に切り抜け、?諧謔(?)な気づきを得られるだけでなく、自分は永遠な存在であるという完全なる理解をも得られるのです。生命の連続性とは、単なる希望的観念や信念ではなく、我々がどうしても知っていなければならないことなのです」



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